「躑躅色」ってどんな色?
日本の伝統色を見直そう
「躑躅(つつじ)色」「山葵色」「卯の花色」など、日本の伝統色には想像をかきたてるような名前がついています。身の回りにある色にこのような名前をつけて表現した先達のセンスには頭が下がります。しかし実際のところ、現代の日本人はそれら伝統色に馴染みを持っているとは言いがたいのも確かです。「Japanese COLORFUL DATA」は、いろいろな日本の伝統色の情報を集めたレファレンスアプリです。無料にもかかわらず充実した内容となっています。
美しい伝統色たち。この色はどんな名前?
色を選ぶと、色そのものの解説と、その色にまつわる日本の伝統文化や自然がそれぞれ写真付きで紹介されます。色の選択画面には名前が表示されず、色だけが並んでいます。この潔さにはグッときました。他のものが表示されていない分、色がたっぷり表示されているので、身近なものと比較してどの色に近いかを調べやすいとも言えます。また、色の名前を当てる練習にも使えそうです。
語彙が増えれば世界がひろがる
「わぁ、キレイな青!」と言うより「わぁ、キレイな瑠璃色!」と言うほうが、何となくおしゃれというか、詩的な感じがしますね。色は無限にあって、同じ物でも微妙な光の具合などで刻々と変化します。ある瞬間に網膜に感じた色を表現する語彙が増えることは、より豊かに世界を見ることにもつながります。いつか「これは山吹色というより、蒲公英(たんぽぽ)色に近いねぇ」というような台詞を吐いてみたいものです。
これから春を迎えようとしている季節。このアプリを通じて、日本の伝統的な自然や世界観を味わってみてはいかがでしょうか。








